博物館の歴史

1907

こういったウルマン氏及び彼の詩「青春」に対する日本人の思いを受けて、アラバマ州で働く一人の日本人ビジネスマンが、ウルマン氏が人生の最後の

粟倉氏はアラバマ日米協会と共に、アメリカ国内はもとより日本においても支援金集めに終始し、結果的に個人からだけではなく諸企業からの多くの支援金を集め、元ウルマン氏邸宅を購入し、これを修復することに成功したのです。

そして、その後アラバマ電力会社財団、及びバーミングハムの著名なる弁護士であり、またウルマン氏を心より敬愛するワイアット・ハスカル氏による更なる経済的支援により、ウルマン博物館の維持などが補償されることになります。

サミュエル・ウルマン博物館は

博物館の歴史

1907年、ウルマン氏は住所2150 15th Avenue South (Birmingham, AL) にある家に引っ越し、翌年1908年には半隠居生活に入ります。その後、1924年の死に至るまで、彼は、彼の家族及び彼の住む街と社会への多大なる愛と好奇心を抱き続け、人生の本業である詩人としての情熱を、再び追求することになるのでした。78歳になった1918年、彼は「青春」という散文詩を書き記しますが、これは、後ほどダグラス・マッカーサー将軍によって大変気に入られ、将軍は、自分のスピーチの中で、この詩「青春」の一部を引用するようにさえなるのです。また、マッカーサー将軍が、大戦後の東京に設けられたGHQにある自分のオフィスの壁に、額に入れた「青春」の詩を飾っていたことは、周知の事実です。このマッカーサー将軍の影響で、ウルマン氏による散文詩「青春」は、戦後復興に励む日本人、そして経済界のリーダーたちの間で広く知られるようになるだけではなく、多くの人々の心を魅了するようになります。

ういったウルマン氏及び彼の詩「青春」に対する日本人の思いを受けて、アラバマ州で働く一人の日本人ビジネスマンが、ウルマン氏が人生の最後の17年間を過ごしただけではなく、あの「青春」の詩を執筆した家を訪れるために、1992年バーミングハムを訪れます。当時アラバマ日米協会（JASA）副理事長を務めていた粟倉健二氏は、ウルマン氏の元邸宅を探し当てた後、その建物が見るにも耐えない状態で放棄されていることに心を痛め、このウルマン邸が博物館として修復されたならば、訪れる多くの人々がどれだけ感銘を受けるかを思い、ウルマン邸修復 を決意します。

倉氏はアラバマ日米協会と共に、アメリカ国内はもとより日本においても支援金集めに終始し、結果的に個人からだけではなく諸企業からの多くの支援金を集め、元ウルマン氏邸宅を購入し、これを修復することに成功したのです。1993年、この「ウルマン邸」はアラバマ日米協会によってアラバマ大学バーミングハム校（UAB）教育財団に寄付され、ウルマン氏の遺族によって寄贈されたウルマン氏に関するあらゆる遺品と共に、1994年3月21日に正式に「サミュエル・ウルマン博物館」がオープンしたのです。

して、その後アラバマ電力会社財団、及びバーミングハムの著名なる弁護士であり、またウルマン氏を心より敬愛するワイアット・ハスカル氏による更なる経済的支援により、ウルマン博物館の維持などが補償されることになります。

ミュエル・ウルマン博物館の住所は下記の通りです。
2150 15th Avenue South
Birmingham, AL 35205